感情コントロールできない高齢者


近年、感情コントロールできない高齢者が増えています。スーパーの万引き、急に怒り出すクレーマー・・・・・・など様々な問題が高齢者において指摘されるようになっています。高齢者が感情コントロールができない原因は、脳とくに前頭葉といわれる部位の機能低下が主な原因です。

一般に、加齢に基づいてこの前頭葉の機能は低下していくと言われています。前頭葉の機能が低下すると、感情コントロール、計画性、判断能力といった高度な人間性に関わる能力が欠乏することが科学的研究により知られています。

こうして、前頭葉の機能低下が続くと、極めて衝動性が強い人間、計画性のない野放図な人間、自制心の低下した人間になっていくことが知られています。

感情コントロールが利かない高齢者が増えた理由

若いころは、前頭葉は活発に働いていますし、老齢期になっても手に職をつけられているお年寄りはみなかくしゃくとされています。仕事は前頭葉の機能を強化し、ボケ、認知症を予防します。また、仕事をしていれば体を動かすことになるので、それによって前頭葉の認知機能も強化されているわけです。ところが、近年、日本人のサラリーマン化が進み、自営業のお年寄りが減ってきています。定年退職したサラリーマンは、手に職をつけるでもなく、時間を持て余しがちです。このことが長期間続くと、前頭葉の機能低下を招き、感情コントロールが利かない高齢者予備軍になる可能性があるのです。

運動不足、栄養欠乏、認知機能を低下させる生活の継続

また、現代人の食生活は栄養価が非常に乏しく、カロリーだけは莫大ですが、栄養不良の農作物、化学薬品まみれの食事を継続することによって、脳内で精神を安定させるのに大切な神経伝達物質やホルモンが十分に作られなくなってきていることも同様の要因として考えられます。
1980年代、尾崎豊が脚光を浴びていた頃、きれる若者という言葉が流行しました。そして、今度は、キレる老人という言葉というか概念が2010年前後にマスメディアでも騒がれるようになってきているわけです。

要するに、現代人は若者、中高年、高齢者に関わらず、みな一様にキレやすくなっているという話になります。要するに、感情コントロールができない人間が先進国において続々と増えているという話です。

対策

対策は、温故知新です。江戸時代の頃の日本人の生活を振り返るべきということです。あの頃の日本人は、運動面、食生活面、人間関係面でも仕事の面でも非常に理想的な生活を営んでいました。フランスのパリは江戸を再現したモノだと言われています。来日した異邦人が、その素晴らしさに目を疑ったというわけです。そういうわけで、感情コントロールの基礎の一つとして、昔の生活を部分的にでも参考にし、実際に取り入れるということ。これが高齢者の感情コントロール問題に対する対策になります。

感情コントロールの基礎

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