感情コントロールできずにすぐ泣く人へ

(最終更新日:2020/06/18)

感情コントロールできずにすぐ泣く人は結構、若い女性に特に多いようです。
また、男性も最近は「草食系男子」などと呼ばれ、些細な事に深く傷つき、すぐ泣く人が増加していると、ある新入社員研修をしている私の知り合いの企業経営者は話していました。

「すぐに泣くということは、感情コントロールができない又は苦手である」ということを暗に意味します。
MEMO
今回は感情コントロールできないで、すぐ泣く人のために、
感情をコントロールするための具体的な方法やテクニックについて書いておきます。
(巷に良くある役に立たない精神論ではないので一見の価値があるはずです)

目次:

逆の感情をあえて惹起させる

泣きたいほど哀しいときほど笑ってください。
無理にでも笑うといいです。

人間は作り笑いをするだけでも、表情筋から流れている迷走神経が脳を刺激し、
脳内でリラックスに関係する神経伝達物質やホルモンを放出させます。

※この方法を日本に流行させたのが過去の私です。最近ではメディアがこうした情報を
発信していますが、その潮流を作ったのは過去の私であったわけです。

 

古式インドヨガの世界では、「笑いのヨガ(Laughter Yoga)」というものがありますが、これは非常に理にかなっているといえます。

泣きたいときは作り笑いでもよいのでとにかく笑ってください。

声に出す必要など一切ありません。

MEMO
無理にでも笑顔を作ることは馬鹿らしいのですが、確かな癒しの効果があります。
「ニコッ!」と作り笑顔にするだけで、あなたはリラックスしていることに気付くことでしょう。

これを利用しない手はありません。
下に方法を載せておきます。

(方法:)

満面の笑みを作って、その状態を1分間維持します。
慣れてきたら、2分、3分程度毎日1セットは行うようにします。
ポイントは、自分が爆笑している時の表情を維持し続けることです。
就寝前や起床後に毎日行う習慣をつけます。
MEMO
悲しい顔をしていると表情筋を通して、迷走神経が脳を刺激し、余計悲しくなってきます。
逆に、無理にでも笑顔を作り悲しいときほど「ニコッ!」と微笑みを作ると、表情筋を通じて、悲壮な感情は収まっていき、若干晴れやかな気持ちになります。

運動の習慣をつける

運動の習慣をつけると、前頭葉という主に感情コントロールを司る脳部位が鍛えられます。

ですので、前頭葉が鍛えられ強化されるとストレスに強くなり、すぐに涙が出て泣く人や深く傷つてしまったりといったことで感情がコントロールできないことも、あまり見られなくなるのです。

スポーツ選手には気丈でメンタルがタフな人が多いのは、体を鍛えているということも非常に大きいです。決して気のせいではありません。
注意
たかが運動と侮られがちですが、その効果はすぐ泣く、怒る等の感情コントロールの問題に対して絶大ですので、運動の習慣をつけると認知機能が強化されていくことが実際に科学的に証明されています。

効果的な運動には、ヨガや筋トレ、有酸素運動などがあり、これらのエクササイズは感情コントロール力を強化するのに非常に有効です。

⑴ポイントは習慣づけること。
⑵毎日、継続することです。
⑶短兵急に効果がすぐ出ないから止めるということは最も良くありません。
筋トレで感情をコントロールする方法【まとめ】 ヨガで感情コントロール力を身に着ける方法【最新版】

漢方やサプリメントを飲む

不安や情緒不安定に効果のあるサプリメントや漢方薬が存在します。
そのようなサプリメントや漢方を今にも涙があふれ泣き出してしまいたくなるような時に飲むとリラックスし、感情は安定します。

近所の薬局等で市販されているものもありますので、飲まれてみるのも一法です。

特に女性の場合、生理前などは感情がより不安定になりコントロールできない、いわゆる精神不安定になりやすいといわれています。
「どうにもならない!」と実感している人はこうしたものを摂取してみましょう。

注意
こんなもの気休めだろうと多くの人は考えるかと思いますが、それは大きな誤りです。

実際に、過去の私はこの方法でどうしようもない感情コントロールの問題が解消されています。
詳細は下記の記事をお読みください。↓

(〇参考)
感情コントロールに効く!サプリメント【まとめ】

N-バック課題でワーキングメモリ(前頭葉の機能)を鍛える

N-バック課題のアプリがスマホやパソコンでインストール可能です。
N-バック課題を行うと、「感情コントロールに関わる脳部位”前頭葉”がやはり鍛えられる」ことがわかっているので、
スマホやパソコンにダウンロードし、時間のある時に練習してみると良い
です。

MEMO
私にはそれなりに大きな効果がありました。
感情コントロール能力だけでなく、記憶力も鍛えられたという実感があります。

N-バック課題とは、ワーキングメモリという感情コントロールを司る前頭葉の機能の一部を鍛えるトレーニングです。

MEMO
ワーキングメモリの機能は感情や思考の切り替えに密接に関わっています。
感情コントロールができない、又は、すぐに泣いてしまったり、感情的になってしまう方の場合、このワーキングメモリの機能が低下している可能性が高いです。

このように、すぐに泣いてしまう人は衝動性が高い可能性がありますから、このトレーニングはうってつけであるといえます。

実行する習慣を持てば、確かに改善されるでしょう。

〇N-バック課題のアプリはこちら。(アップルストア(無料だったと思います。))

座禅や瞑想を行う

瞑想には同様に前頭葉の機能を高める作用があります。
これは他の記事でも説明していますが瞑想の習慣をつけることも、
すぐに泣いてしまうような困った感情コントロールの問題に対して大きな効果を示します。

ある研究によると瞑想を普段から行っている人ほど、感情は安定し、情動的なストレスに対して高い耐性を有しているということが
判明しています。

 

それどころか瞑想を長年行っている人ほど幸福度が高くなっているということさえもわかりました。
才能は関係ありません。

注意
瞑想や座禅などが感情コントロール強化に大きな効果があると言っても、多くの人は傾向的に実践しない向きが強いようです。
これは私がいくら声高に言ってもダメです。
座禅や瞑想に興味を持つこと自体も才能の一つなのでしょうか。
瞑想や座禅で感情をコントロールする方法

まとめ

”感情コントロールできないで、すぐ泣いてしまう人”は上で紹介した対策法をぜひ試されてみてください。

まとめると、

⑴運動(有酸素運動、筋トレ、ヨガ等)の習慣
⑵作り笑いの習慣
⑶サプリメント等の摂取
⑷マインドフルネス瞑想(座禅や瞑想)の習慣


を同時進行で総合的にご自身の生活に取り入れることが大切
です。

こうした方法を愚直に実行しますと、
いつのまにか、今までコントロールできなかった感情が自然と制御できるようになっていくはずです。

感情のコントロールも筋トレと同じようなもので、鍛えればきちんと強く、上手になっていくものなのです。
逆に、怠ければしだいに弱くなっていきます。

このことはほとんど知られていない事実と言っていいでしょう。
要するに、「感情をコントロールし、すぐ泣く涙に溢れる体質から脱却するためには、普段から脳と体をよく使うということが最も重要だ」という話になります。

場合によってはサプリメントや漢方薬、クスリ等も検討してみるのが良いでしょう。

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