ヨガで感情コントロール力を身に着ける方法【最新版】

概要:
ヨガで感情コントロールの力を身に着けることができます。
感情コントロールができない人は社会生活やその人生がうまく運ばなくなってしまいます。
そのような状況をヨガによって感情コントロール力を身につけ、打破することが可能です。

目次:

なぜヨガで感情コントロールの力が高まるのか?

呼吸筋が柔軟になり呼吸が深くなり安定する

なぜ、ヨガが感情コントロールに効くのかというと、ヨガを行うことで呼吸が深くなるからです。

呼吸が深くなると精神は安定し、
呼吸が浅くなると精神は不安定
になります。

ヨガをやることによって、呼吸筋は柔軟になります。

そうすると、日々平素から常時、深い呼吸ができるようになるので、精神はより安定するようになるのです。

ヨガによってGABAが増加するため

また、ヨガを行うと感情コントロールを脳内で行っているGABAという神経伝達物質が増加します。[1]

MEMO
GABAは抗不安作用があるので、平静な感情を維持するのに欠かすことができない神経伝達物質です。
感情コントロールができない人や苦手な人ではGABAが欠乏していることがわかっています。

感情コントロールに役立つヨガのポーズ:

感情コントロールに効果的なヨガのポーズは主に”前屈系のヨガのポーズ”です。

MEMO
前屈系のヨガのポーズは不安や緊張を緩和し、リラックスに重要である副交感神経を活性化させるのに機能するためです。

前屈のポーズ

方法:

足を投げ出して座り、前屈していきます。
このとき、背筋を伸ばしたまま、みぞおちを膝につけるように行うのがポイントです。
体が硬い人は無理にやらずにできる範囲で前屈してください。
限界まで前屈したら、その状態を15秒ほど維持し、ゆっくりと元の姿勢に戻ります。
1セットから2セット行えるようにすると良いです。

動作はゆっくりと行い、背筋を伸ばした状態のまま前屈していくことにご留意ください。

効果:

前屈のポーズはみぞおちの筋肉を緩め、腹筋を収縮させ、背中の筋肉を強く伸ばすので呼吸が深くなります。
感情不安定に良く効き、精神をリラックスさせるのに有効な代表的なヨガのポーズのひとつです。

三角のポーズ

方法:

直立して肩幅に足を開きます。そして、両腕を真横にピンと伸ばし、
背筋を伸ばした状態のまま、ゆっくりと横方向に側屈していきます。
指先が地面についたらその状態で15秒間静止し、ゆっくりと元の姿勢に戻っていき、
反対側も同じように行います。

この過程を2セット程度行うようにします。
ポイントは、やはり背筋を伸ばしたまま側屈するという点です。

効果:

側筋が柔軟になり強化されるので呼吸が深く強くなります。
側筋が柔軟になると、胸骨が自然と開くようになるので、呼吸が深くなりリラックスできるようになるのです。

片足立ちのポーズ

目をつむるとこのポーズの効果は劇的に増強されます。

片足になり床から離した片方の足の先を直立している膝に引っ掛けます。そしてその状態を1分維持します。慣れてきたら、目をつむって行います。慣れないうちは転倒しそうになることもあるので、壁の近くで必ず行うようにしましょう。

MEMO
目をつむって行うと、このポーズの効果は劇的に増強されます。

片足立ちのポーズは足腰を強化し、目をつむって行うことで集中力がかなり強化されます。
何故かというと、目をつむると視覚に頼れなくなるのでバランスを激しく崩しやすくなります。
そのバランスを維持するには、集中力が必要です。

ですから、目をつむって片足立ちのポーズを行うと、集中力が強化されるわけです。

集中力が感情コントロールする力ですので、このポーズは端的に感情コントロール力を強化します。

また、片足立ちのポーズは特に目を閉じて行うと集中力がかなり必要になってくるので、一種の瞑想のような効果もあります。

(関連記事:)
瞑想や座禅で感情をコントロールする方法

効果:

 

このポーズを行うと、その間、「考え事や悩み事がなくなっていること」に気づくはずです。
片足で立つことで体が不安定で倒れそうになるので、脳は緊急事態を察知し、雑念をすべて遮断するように機能するようになるためです。

そして、このポーズを行った後はよりリラックスできている自分に気づくはずです。

 

太陽礼拝のポーズ

方法:

解説文を読むよりも上の動画を見た方が早いのでそちらを参照ください。
コツは、常に背筋を伸ばした状態を意識することのみです。

前屈するときも後屈するときも常に背筋を伸ばした状態を意識しながら行っていきます。

効果:

全身の筋肉を均等に柔軟にします。筋肉が柔軟になるだけでなく代謝も高まるので感情コントロールに効くだけでなく痩せたい人にもおすすめのヨガのポーズです。

また、時間のない人にもお勧めできるヨガのポーズです。

MEMO

ヨガをするおすすめの時間帯:

おススメの時間帯は起床直後と就寝前です。

■起床直後にヨガをやると一日を快適に過ごすことができます。

■就寝前にヨガを行うと、質の高い睡眠を送ることができ熟睡できます。

まとめ

 

ヨガには感情コントロール力を高める力があります。その主な理由の一つは、筋肉を柔軟にするためです。
特に、ヨガは呼吸筋を強く伸ばすので、呼吸が深く強くなり、感情は安定していくというメカニズムです。

筋肉が凝っていると、誰でも不機嫌になったり、イライラしたり、感情が不安定になったりします。

ですので、筋肉をほぐすヨガの運動は、感情の安定に非常に大きな効果があるのです。

 

感情コントロールができない人や苦手な人は毎日、起床直後、就寝前の1日2回、ヨガの習慣をつけましょう。

必ず改善していくはずです。

また、ヨガにはストレッチ的な体操いわゆるハタヨガ(この記事で紹介したものはハタヨガです)の他に、瞑想(ラジャヨガ)があります。
瞑想に関しましてはこちらの記事を参照ください。↓
瞑想や座禅で感情をコントロールする方法

感情コントロールのABC (☜ブログ記事一覧へ)

参考文献:
[1]Yoga Asaba sessions increase brain GABA levels: a pilot study.

画像の参照元:
https://www.elephantjournal.com/2015/06/living-the-yogis-life-with-kino-yogiassignment-week-1/

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