感情コントロールの方法【まとめ】

(最終更新日:2020/06/18)

感情コントロールの方法【まとめ】

(概要:)
感情コントロールの方法にはさまざまなアプローチが存在します。精神論からより本質的なものまでも玉石混交です。

MEMO
今回は感情コントロールの方法のうち、より効果的なものについて詳しく書いていきます。
感情コントロールできないで困っている人や苦手な人、何としてでも感情をコントロールしたい人にこの記事は向いています。

私の紹介する方法は科学的なエビデンスに基づき、巷にあふれる”精神論”、”根性論”等の時間の空費的手法とは一線を画
します。

感情コントロールに必要な大前提ー感情はコントロールすべきものではない?ー

MEMO
感情とはそもそも生理現象です。生理現象とは熱くなったら汗をかく、寒くなったら体が震えて熱を生み出す人体に備わった防衛機制です。
感情とはそれと全く同じ類のものなのです。ですから、いったん生じた感情(=生理現象)を無理やりコントロールしようとすることは得策では実は全く持ってありません。

つまり、感情はコントロールできるものでは実はないのです。
しかしながら、矛盾するのですが方法がないわけでは全くありません。より本質的に考えれば、ここにヒントがあります。

ヒントとは何でしょうか?以下の記事をお読みください。

感情は前述した通り、生理現象です。
生理現象とは人体に備わった防衛機制を指します。

生理現象とはたとえば、寒くなったら体が震えて熱を生み出し防寒する。
熱くなったら、汗をかいて放熱するというものが卑近な例です。
通常、この生理現象は自分の意志でコントロールできるものではありません。

しかし、生理現象のコントロールには抜け道的な方法があるのです。

生理現象のコントロールの抜け道的方法:

生理現象をコントロールするにはまず体を変えることが大切です。

たとえば、心拍数は生理現象ですが、自由にコントロールできるものではありませんね?

MEMO
しかしながら、運動をよく行っているスポーツ選手は、スポーツ心臓という言葉があるように、一般人と比べて心拍数がかなり低いです。一般人の心拍数が1分間に60回とするとスポーツ選手では40回前後です。[1] 一回の鼓動で送り出せる血液の量が心筋が強いため多いからです。

生理現象は訓練で変えられる!

要するに、スポーツ選手は生理現象である心拍数を体の訓練によって結果的に変化させているというわけです。

この話は感情にもそのまま適応できます。

具体的には、

運動の習慣をつけることによって、体の状態、作りが変わるので、感情の状態は好転し、より容易にコントロールできるようになっていきます。訓練で心拍数をコントロールできるのであれば、同様の生理現象である感情も当然ながらコントロールできるという話です。

感情のコントロールの鍵は筋肉の状態

■感情が不安定でイライラしたり、不安が強いときは、筋肉が必ず硬化しています。

反対に、

■感情が安定し、深くリラックスしているときは、筋肉は必ず柔軟になっています。

このように、筋肉の状態と感情の状態は密接に関係し合っています。
お風呂に入るとリラックスできるのはお風呂に入ると筋肉がくつろぎ柔軟になるからです。

MEMO
筋肉が柔軟でくつろいでいるときは感情はリラックスしています。
筋肉が硬化して凝っているときは感情は不安定で制御不能な状態になりやすいです。

このように、筋肉を柔軟にすることが感情コントロールの鍵のひとつです。

運動によって筋肉をほぐそう!

運動の習慣をつけると、全身の筋肉がまんべんなく使用されるので、筋肉は柔軟になっていきます。
筋肉は使うほど発達し、同時に柔軟になるのです。

注意
激しい運動や筋トレをすると筋肉が硬くなるという話は間違いで、筋肉は収縮させるほど拡張の幅も広がっていき、結果的には柔軟になるのです。

具体的に効果的な運動は、ヨガ、筋トレのようなエクササイズ、またはジョギングのような有酸素運動などです。

これらの運動を毎日行うようにしていくと、感情はより容易にコントロールできるようになっていきます。

体を変えれば心も変わる:

注意
繰り返しますが、体も心゠感情(゠脳)は生理現象によって成立しています。

専門的にはホメオスタシスというのですが、この生理現象に効率的に介入する方法のひとつが運動、エクササイズの習慣なのです。

感情がコントロールできずに困っている人は、まずは運動の習慣をつけてください。

そうすれば筋肉が自然と柔軟になりますので、感情も安定し、そのコントロールも容易にできるようになるはずです。

MEMO
感情コントロールできずに困っている人はまず運動の習慣をつけ、全身の筋肉をほぐしましょう。運動の感情安定効果はかなりの即効性があります。

では、どのような運動が感情コントロール力を高めるのに有効なのでしょうか?
下記では、上で紹介しているエクササイズをより掘り下げて記述していきます。

〇有酸素運動

有酸素運動が有効な理由は有酸素運動中は呼吸筋を酷使し、呼吸筋が自動的に鍛えられるので、常時、深い呼吸が可能になるからです。

■呼吸が深く長いと、人間は心理的にリラックスしています。

逆に、

■筋肉が凝っていると、呼吸は浅く弱くなるので精神は不安定になります。

 

有酸素運動の習慣をつけると呼吸筋が発達するので、常時、深い呼吸ができ、より容易に感情コントロールすることが可能になるという算段です。

(参考:)
有酸素運動で感情をコントロールする方法

〇ヨガ

ヨガが感情コントロールに有効な理由は、全身の筋肉を柔軟にし、筋肉の凝りを取るからです。そのため、呼吸が深く長くなり、精神状態はリラックスの安定した状態になります。

MEMO
先ほども説明した通り、精神状態と筋肉の状態は密接な関係にあります。

(参考:)
ヨガで感情コントロール力を身につける方法【最新版】

〇筋トレ

筋トレによっても筋肉は柔軟になっていきます。呼吸が深く強くなるので同様に有効です。筋トレをすると筋肉が硬くなるという説は全くのデタラメなので気にしないでください。

筋トレをするとむしろ筋肉は柔軟になっていきます。

それから、筋トレには成長ホルモン(IGF-1)や性ホルモン(テストステロンレベル)を促進する効果もあります。

MEMO
成長ホルモンやテストステロンが増加すると、自信や自尊心を高めやすくなるので感情も安定していきます。
要するに、ストレス耐性能力が高まるのです。また、成長ホルモンの増加は脳の認知機能を強化するBDNF(脳神経栄養因子)という因子を増やす効果もありますので、脳神経の情報伝達が活発になり、感情のコントロールもよりしやすくなっていきます。

(参考:)
筋トレで感情をコントロールする方法【まとめ】

〇サプリメントを利用する

感情コントロールのもう一つの方法にサプリメントを飲むというものがあります。感情コントロールに関わる脳内の神経伝達物質はざっくり簡単にいうと、GABA(γアミノ酪酸)です。

このGABAはサプリメントとして売られていますが、分子が大きいため、脳に入っていけません。

ですので、間接的にこのGABAを増加させるサプリメントを飲むことが得策です。

GABAはグルタミン酸がその原料なのですが、

 

グルタミン酸  →   GABA

の過程においてビタミンB6と亜鉛が補因子として使用されます。[2]

これは、生体内に十分なビタミンB6と亜鉛が存在しないとグルタミン酸からGABAへの変換が上手くいかず、
慢性的なGABA不足に陥ることを暗に意味します。

逆にいえば、これはサプリメントや食事でビタミンB6と亜鉛を補うことで、
脳内のGABAレベルを効率的に上昇させることが可能であることを意味します。

【こちらの記事もオススメ】
感情コントロールに効く!サプリメント【まとめ】

まとめ

 

■感情をコントロールする方法で最も簡単で効果的なものは運動の習慣を日々の生活に取り入れることです。

■筋肉が柔軟になれば誰でもリラックスできるようになります。

■筋肉の状態と感情の状態は上で述べた通り必ず一致します。

■筋肉がくつろいでいれば、感情も安定するようになります。

■また、サプリメントを利用する方法も非常に効果的なのです。


感情コントロール力を増強する方法には他には瞑想※だとかいろいろな方法がありますが、一番誰にでも容易なものが運動の習慣をつけること、それからサプリメントを利用すること
でしょう。
(※瞑想に関しては下記の記事を参照ください。)

(こちらの記事もオススメ!)

瞑想や座禅で感情をコントロールする方法

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(参考文献:)
[1]:https://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/14/091100018/030300035/#:~:text=1%E5%88%86%E9%96%93%E3%81%AE%E5%AE%89%E9%9D%99%E6%99%82,%E5%88%87%E3%82%8B%E4%BA%BA%E3%81%8C%E7%8F%8D%E3%81%97%E3%81%8F%E3%81%AA%E3%81%84%E3%80%82
[2]:https://journals.sagepub.com/doi/full/10.4137/NMI.S6349

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