有酸素運動で感情をコントロールする方法

(概要:)
有酸素運動の習慣をつけることは感情をコントロールするのに非常に役に立ちます。有酸素運動の習慣をつけると、呼吸が深くなるからです。呼吸が深くなると感情は安定するので無事コントロールすることができるようになるのです。

今回は、有酸素運動によって感情をコントロールする方法について説明していきます。

有酸素運動とは?

有酸素運動とはジョギングやマラソンのような持続的に数十分、無理なく行える運動のことを言います。正式な定義は、心拍数が120以下までの運動のことを主に指し、それ以上のいわゆるキツく長時間継続できないような運動のことは無酸素運動と呼ばれます。

有酸素運動はなぜ感情コントロールに有効か?

有酸素運動が感情コントロールに有効な最も大きな理由は、有酸素運動は呼吸を深くするからです。

人間の精神状態は、呼吸と密接にかかわっており、

呼吸が深くなると精神は安定しリラックスできます。

逆に、呼吸が浅いと精神は不安定になり、感情は暴走しやすくなるのです。

呼吸が浅くなる原因:

日ごろの運動不足による筋肉の硬化やストレスによる筋肉の硬化といったように、筋肉の硬化が呼吸を浅くする主な原因です。普段から体をよく使い筋肉を柔軟にすることは、感情をコントロールするのに極めて大切で、筋肉の柔軟性の維持が感情コントロールの秘訣であるとさえ言えます。いつも機嫌が良いような人は筋肉が常に柔軟です。

例外はまずありません。

スポーツ選手に明るい人が多いのも彼らが有酸素運動の習慣をつけていることもその一因です。彼らが超人的なパフォーマンスを人前で演じることができるのも、ただ単に生まれつき精神が強いからということだけでは決してないのです。

有酸素運動を行うことは深い呼吸の訓練になる

有酸素運動を行うと、ゼーハーゼーハー誰でもします。このとき、誰でも深い呼吸になっています。つまり、有酸素運動中は誰でも深い呼吸ができており、その時間中、深い呼吸のトレーニングをしているともいえるのです。

具体的にいうと、呼吸に関連する筋肉を鍛えるトレーニングです。

有酸素運動は要するに一種の呼吸法であるともいえるのですが、実際問題、巷でよく話題になっているような丹田呼吸法やロングブレストレーニングなどを行うのよりも、はるかに効果が高いです。

何故かというと、有酸素運動時は俗にいう呼吸法を行うのよりも、呼吸に関連する筋肉を高度なレベルで酷使するため、より効果的な深い呼吸を行うためのトレーニングになっているからです。

つまり、有酸素運動とは最高の呼吸法だと形容することもできるのです。

効果的な有酸素運動とそのやり方:

感情コントロールに有効な有酸素運動は以下の通りです。

  • ジョギングやマラソン
  • 散歩(息があがるように速足で行う)
  • エアロビクスやボクササイズ
  • 軽いダンベルを使ったダンベル体操

ジョギングやマラソン

ジョギングやマラソンは強度が比較的高めの有酸素運動です。ですので、あまりにキツいレベルまで行う必要はありません。ポイントは多少息があがるような強度で行うことです。しかし、無理なく継続できる範囲で行ってください。

時間は5分でも10分でもあるいは3分だけでも十分な効果があります。

散歩

散歩も有酸素運動になります。注意点は、速足で行うことです。継続的に行うと軽く汗ばみ、息があがるような強度で実践してください。散歩の場合は、時間は20分くらいできた方がより効果的です。

エアロビクス、ボクササイズ

エアロビクスは家の中でも行えます。以下の動画を参考にされてください。時間は5分でも構いません。

ダンベル体操

ダンベル体操はあまりに重い重量を扱うと筋トレになってしまいますが、かなり軽いダンベルを使用して行えば、有酸素運動になります。男性であれば1kgから2kgくらいのダンベルを扱います。

女性であれば500g~1kg程度のダンベルで十分です。方法については以下の動画を参考にされてください。

有酸素運動のポイント:

感情コントロールに効果的な有酸素運動のポイントは、やっていて、「汗ばむ」「息があがる」ような強度で行うことです。汗ばまないような強度の運動は効果的な有酸素運動とはいえないので、汗ばみ、かつ息があがるようにご自身で強度を調整して行ってください。

感情コントロールに有酸素運動が効果的な科学的根拠:

感情コントロールに有酸素運動が有効である科学的根拠は山ほどあります。たとえば国際論文の方でも多数その有効性が報告されています。

たとえば、心の不調であるうつや気分の落ち込みを抱える人に有酸素運動を長期間にわたってやらせたところ、劇的な気分の改善が見られたという有名な論文があります。

MEMO
アメリカの名門校、デューク大学の研究です。この実験では抗うつ薬だけを飲むグループ、抗うつ薬と有酸素運動をするグループ、有酸素運動だけを行うグループに分けて、実験が開始されました。このとき驚くべき結果が出ました。その結果というのは、有酸素運動だけをしたグループの気分の改善度が最も高かったという点です。

要するに、下手をすると有酸素運動は抗うつ薬以上の効果があるということです。

(参照:)
STUDY: EXERCISE HAS LONG-LASTING EFFECT ON DEPRESSION

有酸素運動を行うと感情をリラックスさせ安定させるGABAやセロトニンが脳内で増える

有酸素運動を行うと感情を安定させるのに重要なGABAやセロトニンといった脳内の神経伝達物質が増加します。科学的にも裏付けがとられており、これらの脳内神経伝達物質が不足することが感情不安定の原因です。

たとえば、抗不安薬はGABAを増やします。抗うつ薬はセロトニンを増やすことをターゲットにし作られています。

有酸素運動はGABAもセロトニンも増やしますから、天然の抗不安薬かつ抗うつ薬であるともいえるのです。

お金もかかりません。

まとめ

有酸素運動は感情コントロールに非常に有効です。一種の盲点になっているところで、あまり知られていないことなのですが、実際に行って習慣化していくと、感情が安定しそのコントロールがより容易にできるようになっていることにあなたは気づくことでしょう。短い時間でさえも効果的なのです。

感情コントロールが苦手な人はぜひ習慣化させることをおススメできます。

また、有酸素運動に限らず、ヨガや筋トレなどのエクササイズも感情コントロールに非常に有効ですので、以下の記事の方も参考にされてください。

効果的なやり方について説明しています。

筋トレで感情をコントロールする方法【まとめ】 ヨガで感情コントロール力を身に着ける方法【最新版】 感情コントロールの方法【まとめ】

感情コントロールのABC (☜記事一覧へ戻る)

(参考文献:)
IS RUNNING THE BEST CARDIO EXERCISE?
STUDY: EXERCISE HAS LONG-LASTING EFFECT ON DEPRESSION

 

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