筋トレで感情をコントロールする方法【まとめ】

概要:

筋トレには感情コントロール力を高める劇的な効果があります。筋トレをすると、成長ホルモンや性ホルモン(テストステロン)が増加します。
成長ホルモンが増加すると、感情を安定させるのに必要な脳内の神経伝達物質を誘発するBDNF(脳神経成長因子)やGDNF(グリヤ細胞由来神経栄養因子)などが増加します。また、筋トレは感情コントロールに欠かせない性ホルモンであるテストステロンを上昇させ、高い自尊心、自信を維持に貢献します。

筋トレは抗うつ物質であるBDNFを増加させる

筋トレをすることで、脳内のBDNF(脳神経栄養因子)が増加します。
BDNFとは脳神経の成長を促進し、脳内の神経伝達物質のバランスを最適化する誘導タンパクです。

BDNFが増えると、感情コントロールに欠かせないセロトニンやGABAといった脳内の神経伝達物質が自然と増加します。

  • セロトニンとは、感情を安定させる脳内の神経伝達物質のひとつで、抗うつ作用があることが知られており、抗うつ薬はこのセロトニンを増加させることを狙って生成されています。
  • GABAとは、抗不安作用を示す脳内の神経伝達物質で、抗不安薬はこのGABAを脳内で増加させることを狙って製薬されています。

筋トレにはBDNFを媒介することで、これらセロトニンとGABAを同時に増加させる効果がありますから、筋トレには抗うつ効果、抗不安効果があるのです。

筋トレは感情を安定させる天然の抗うつ薬であり抗不安薬であるということができます。

筋トレはテストステロンレベルを上昇させ感情を安定させる

また、筋トレには性ホルモン(テストステロン)を上昇させる絶大な効果もあります。テストステロンとは主に男性ホルモンのことなのですが、男性はもちろん、女性にもこのテストステロンは実は存在しています。

筋トレをするとこのテストステロンが増加し、海外の研究によると、テストステロンの増加は健全な自信や自尊心の維持といったメンタルヘルスの健康を堅持するのに必要不可欠であるといわれるようになってきました。

この性ホルモンの一種であるテストステロンを筋トレは増加させるので、筋トレは感情の安定、そのコントロールに非常に効果的なのです。

海外の研究で、筋トレをした直後ではテストステロンレベルが6倍にも7倍にもなったということが報告されました。筋トレをすることで性ホルモンの一種であるこのテストステロンが上昇しますので、自信がつき、感情もコントロールしやすくなっていくのです。

それから、テストステロンが高い個体ほど驚異的なストレスに長時間耐えたとする動物実験も有名です。

筋トレは呼吸を深く強くする

それから筋トレにはほかの記事で説明しているような呼吸関連筋を柔軟にすることで、呼吸を深く強くするという効果もあります。今回は、この話についてはあえてふれません。

ざっくり言うと、人間の精神状態は呼吸と一致しており、深く長い呼吸ができている人は精神が安定しています。
このことは、ちょうどお酒を飲んでリラックスしているときのことを思い起こすとわかりやすいです。
「体がフニャっと力が抜けて、息が長くなっていませんか?」

その通りで、リラックスしているときは、筋肉が柔軟になっており、呼吸も深くなっているわけです。

詳細は、他の記事を参照ください。

(参考:)
ヨガで感情をコントロール力を身に着ける方法【最新版】

感情コントロールに最も有効な筋トレの方法:

成長ホルモンにしても性ホルモンにしても、自重トレーニングよりも全身を同時に使う多関節トレーニングの方が遥かに効果的であることがわかっています。

自重トレーニングとは、自分の体重で行う筋トレのことで、腕立て伏せだとか懸垂だとか腹筋だとかそのようなものを指します。

多関節トレーニングというのは、バーベルやダンベル、ケトルベルなどの重りを利用して行う全身に同時に負荷のかかる、より高強度のエクササイズのことを言います。(゠ウェイトトレーニング)

性ホルモンレベルを上昇させる場合、このような重りを利用する筋トレを行ったほうが断然効果的です。
ダンベルやケトルベル、バーベル、ウェイトベストを購入して実行しましょう。

おススメのエクササイズ:

〇ミリタリープレス

方法の解説:

ミリタリープレスのやり方は、重り(ダンベル、バーベル、ケトルベルなど)を持ち、頭上にまっすぐ持ち上げるだけです。上の動画ではダンベルを使用していますが、バーベルでもケトルベルでも何でも構いません。初心者にはダンベルがおすすめです。

セット数は、1セット10回を1分の休憩を挟んで3セット行います。(※軽めのウェイトの場合は回数を増やしてください。)

 

〇ダンベルスクワット

方法の解説:

スクワットはダンベルやケトルベルを利用したものがより安全なのでお勧めできます。ただ重りをもって、スクワット運動をするだけです。

セット数は10セットを3セット、1分間の休憩を挟んで行います。(※軽めのウェイトの場合は回数を増やしてください。)

〇ウォーキング-With-ウェイトベスト

方法の解説:

ウェイトベストを来て歩くだけです。(10~30分程度)

最高齢でのエベレスト登山を成し遂げた三浦雄一郎氏が行っているものですが、
全身の筋力をつけるだけでなく、全身の筋肉を柔軟にし、さらに持久力も強化できるので、
感情コントロール能力を高めるのに非常に有効です。

ウェイトベストは男性であれば20kgくらいのもの、女性であれば10kgくらいのものがオススメです。
アマゾンなどで安い価格で売っています。

コラム:筋トレをすると体が硬くなる?

筋トレをするとむしろ体は柔軟になります。筋トレをすると筋肉が収縮するので、血流は促進され、脳内のGABA(筋肉を緩め、精神をリラックスさせる物質)を増やすので、むしろ筋トレは柔軟な筋肉作りに欠かせません。

まとめ

ここで紹介した筋トレは感情コントロールの力を高める非常に強力な効果があります。もちろん、筋肉を大幅に増やす効果も筋トレですからもちろんあります。(女性の場合、男性の場合とは違って、モリモリマッチョになるということはないので、ご安心を。)

特に重りを使ったトレーニングがより有効です。
もっとも、腕立てや懸垂といった自重の筋トレも十分な効果がありますので、重りを持っていない方は、まずはそちらからはじめ感情コントロール力を高めていきましょう。

また、軽い重りを使用しても効果がありますので、ぜひお手元のダンベルで実践されてみてください。

やってみればわかると思いますが、目から鱗が落ちるはずです。

感情コントロールのABC (←記事一覧へ戻る)

(参考文献)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4090891/

(使用した画像のリンク)
https://www.trainingpeaks.com/blog/the-best-strength-exercises-for-cyclists/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です